ボトックス治療
ボトックスについて
ボトックスとは
ボトックス(Botox)とは、1970年代にアラガン社というアメリカの製薬会社が開発したもので、A型ボツリヌス毒素のことを指しています。ボツリヌス毒素のもっとも基本的な作用は、筋肉の緊張をやわらげることです。もともとは毒性のあるA型ボツリヌスですが、これを無毒化してから治療に使用しますので安全です。 ボトックス治療とはこの無毒化したA型ボツリヌスを注射することで、けいれんしている筋肉をやわらげて症状を緩和するものです。当院では、片側顔面けいれんや眼瞼けいれんに対してボトックス治療を行っています。
ボトックスの効果
注射後、2-3日してから徐々に効果が現れ、2-4週間で効果が最大になります。3-4カ月すると徐々に効果はなくなってきますが、再治療を行うことで治療効果を維持することが出来ます。
治療の流れ
「目の周りがぴくぴくする」あるいは「ぴくつきの程度がつよくて目を開けていられないことがある」といった症状が気になる方は一度ご相談ください。まずは診断を確定し、適切な治療法が他にないかどうかの判断を行います。ボトックス治療の適応がある場合は治療日を決定します。ボトックス注射は強いけいれんがみられる顔面筋を確認して、何箇所かに分割して少量ずつ注射を行います。時間的には短時間で治療は終了します。(保険適応)